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コミュニケーション

SE,PGのためのヒューマンスキル vol.20

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    SE,PGのためのヒューマンスキル vol.20
 
    コ┃ミ┃ュ┃ニ┃ケ┃ー┃シ┃ョ┃ン┃編┃
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           ■ 第10話 ■
 
 
    ∞~∞【 2009年8月5日 (水) 発行 】∞~∞
 
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       ∞~∞~∞ 登場人物紹介 ∞~∞~∞

 

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 ●西村さん

 

 この物語の主人公。システム開発会社でプログラマをしている。

 

 

 ●先生

 

 人財投資コンサルタント。「スキル、やる気、行動特性」をキーワー

ドに主としてIT企業向けに組織開発コンサルティングと研修を行う

セイ・コンサルティング・グループ株式会社所属。

 

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┃ ◆ 第10話 「 ソーシャルスタイル 」 ◆

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「ソーシャルスタイルって一体何のことですか?」

 

●ソーシャルスタイルとは

 

「人間を社会的態度傾向により類型化し、その違いを認識することによ

って対人関係の向上を図っていこうとする考え方です。」

 

「人のタイプを分類するってことですか?」

 

「そうですね。個人的には“タイプ”とはチョット違うと思っています。

固定的なタイプと言うよりは、その時その時で変わる“モード”と

思っていただいた方がピッタリきます。」

 

「確かに自分でも時々によって違った性格になりますしね。」

 

「自分自身がどういうモードが優位か、を客観的に知ることや、

自分の周囲の人がどういうモードが優位かを知ることは、コミュニケーション

を円滑にするための武器になります。」

 

「なるほど。自分は一体どんなモードが優位なのか…。

就職活動の時に『自己分析』というものをやりました。色々な質問に、

当てはまる、当てはまらないとかチェックを入れて。」

 

「自分のソーシャルスタイルを知ることは自己分析の1つですよ。」

 

「ソーシャルスタイルという言葉は初めて聞いたのですが、一体誰が考

え出したのですか?」

 

1968年に産業心理学者のディビット・メリルとロジャー・リードによ

って提唱されたのです。」

 

「ええ~!40年以上前なんですね!」

 

●ソーシャルスタイルの4つの型

 

「ソーシャルスタイルには、主導型、表出型、友好型、分析型の4種類

があります。人間の行動は、そのときどきの状況や対応する相手によっ

て様々に変化します。しかし、一見バラバラに見える行動の中にも、そ

の人の行動の大部分を説得できる包括的なスタイルがあるのです。」

 

「主導型が出世する、とかそういうのってあるんでしょうか?」

 

「いいえ、この4つのスタイルの間には、いずれも優劣はなく、スタイ

ルに応じて社会や組織に貢献できるとされています。」

 

「そうなんですね。ちょっとほっとしました。

どうやったら自分が4つのスタイルのうちのどれか分かりますか?」

 

「ここにチェックシートがあります。」

 

そう言うと、先生は3枚綴りのA4サイズの紙を手渡してくれた。

 

何やらいくつか質問が書いてある。

 

「それらの質問に、あてはまるかどうか4段階で答えをつけていって、

最後に集計します。やってみますか?」

 

「はい。是非やってみたいです。」

 

「『在りたい姿』ではなく、客観的な『今の自分』に当てはまるように

選んで下さいね。」

 

「分かりました!」

 

 

---- 10分後 ----

 

 

「先生、チェックし終わりました。」

 

「では早速集計してみましょう。西村さんはどのタイプでしょうか…。

ふむふむ、『分析型』が優位ですね。現在のSEというお仕事にはピッタリですね。

分析型の行動の特徴としては、論理重視、分析的、慎重な行動、自制的、

控えめ、質指向、プランニングや計画をするのが好き、客観的、冷静…

等があります。」

 

「あっ、確かに、プランニングや計画が好きです。当てはまります。」

 

「では、合わせてこれもどうぞ。」

 

そう言うと先生は新たに資料を渡してくれた。

 

「これには、それぞれのスタイルの『行動の特徴』や『そのスタイルが

優位な人へのアドバイス』、『そのスタイルが優位な人に対する他者の

適切な対応』が書かれています。これを参考にしてみて下さいね。」

 

「ふむふむ、『そのスタイルが優位な人へのアドバイス』

『曖昧さや不確定な要件に対する許容力をもつ。』か、

身につまされますね。

仕事の成果が曖昧だと力が入らなかったりします。」

 

●ソーシャルスタイルを使い分けよう!

 

「重要なことは、優位なモードを使い分けるという視点です。

プロジェクトの方向性を決めるときは『主導型』で、

トラブルの原因を究明するときには『分析型』で、

元気のないプロジェクトメンバーに対するときは『友好型』で

打ち上げでパッと騒ぎたいときは『表出型』で、

といった風に使い分けられると良いですね。」

 

先生、これまで長い時間お付き合いいただきありがとうございました。

これからの職場でのコミュニケーションへ生かしていきたいと思いま

す。」

 

「またいつでも相談に来てくださいね!」

 

コミュニケーションに関する知識を身につけたことで、会社の人間関係

の不安や、プレゼンテーションでの不安が一気に小さなことのように

思えてきた。

 

ここへ来る前の不安感は何だったのだろう?

 

前向きな気持ちが溢れてきて、すがすがしい気分になった。

 

 

数年後、リーダーシップで悩み始めるのはまた別のおはなし……。

 

- 完 -

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