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コミュニケーション

SE,PGのためのヒューマンスキル vol.18

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    SE,PGのためのヒューマンスキル vol.18

 

    コ┃ミ┃ュ┃ニ┃ケ┃ー┃シ┃ョ┃ン┃編┃

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           ■ 第8話 ■

 

 

    ∞~∞【 2009年7月8日 (水) 発行 】∞~∞

 

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〈コミュニケーション編 目次〉

第1話 「 コミュニケーションとは? 」

第2話 「 誰でも簡単 ロジカルシンキングの鉄則 」

第3話 「 論理ピラミッドとは?(前編) 」

第4話 「 論理ピラミッドとは?(後編) 」

第5話 「 文章作成のコツ 」

第6話 「 プレゼンテーションの重要性 」

第7話 「 プレゼンテーションの4段階法 」

★第8話 「 情報を視覚化することで得られる効果 」

第9話 「 質疑応答のコツとわかりやすい話し方 」

第10話 「 ソーシャルスタイル 」

 

 

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       ∞~∞~∞ 登場人物紹介 ∞~∞~∞

 

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 ●西村さん

 

 この物語の主人公。システム開発会社でプログラマをしている。

 

 

 ●先生

 

 人財投資コンサルタント。「スキル、やる気、行動特性」をキーワー

ドに主としてIT企業向けに組織開発コンサルティングと研修を行う

セイ・コンサルティング・グループ株式会社所属。

 

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┃ ◆ 第8話 「 情報を視覚化することで得られる効果 」 ◆

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~~前回までのあらすじ~~~~~~~~

 

主人公である西村さんは、入社2年目の春、会社でのコミュニケーショ

ンがうまくいかない事にで悩んでいた。偶然出会った先生に、コミュニ

ケーションは意識して身につけられる能力だということを聞く。具体的

な方法論として、『P・PREP法』に続き、『論理ピラミッド』について

えてもらった。次は実践的な内容、文章作成やプレゼンテーションのコ

ツについてを教えてもらうことになった。そして実際にプレゼンの練習

してみることになり、プレゼン資料を作ったのだが、どうやらその資料

は……?

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「西村さん、まずスライドに文字が多すぎますね。それから、数値は

グラフ化した方が良いでしょう。」

 

「なるべくスライドへ入れるものは絞ったつもりなのですが、伝えたい

ことは全部入れたくて…。」

 

「伝えたいことがたくさんあることはわかります。しかし話し手が100%

の事を話そうとすれば、聞き手はいっぱいいっぱいになってしまいます。

しかも、これはプレゼンなので、伝達手段は資料が全てではないのですよ。

西村さんも五感の特性について充分知っておくと良いでしょうね。」

 

「ごかん?ですか。」

 

「はい。視覚器官、聴覚、臭覚、触覚、味覚の五感です。五感による知

覚の割合はそれぞれどのくらいか知っていますか?」

 

「いいえ。わからないです。でも、視覚が一番の割合を占めていそうな

気がします。」

 

「その通りです。

 

ここに、1972年に日科技連出版社から出版された、『産業教育機器

システム便覧』があります。

そしてこのページにこんな事が書かれています。

 

<人間の五感による知覚の割合>

 

視覚から 83%

聴覚から 11%

臭覚から 3.5 %

触覚から 1.5 %

味覚から 1.0 %

 

となっているそうです。」

 

「えっ!視覚だけで83%?!5割くらいかと思っていましたが…。視覚だ

けでずいぶんと割合を占めるのですね。」

 

「そうです。ですから、情報の視覚化を工夫することがポイントとなっ

てくるのです。」

 

「なるほど。先生、私のスライドはどこを工夫したら良くなるでしょう

か?」

 

「例えば、この他社製品との比較表をグラフで表してみたり、ユーザー

数の推移を折れ線グラフにしてみたらどうです?」

 

「そうか。私のスライドは情報が数字のままですね…。」

 

「数値情報を視覚化することはグラフ化ですね。

さらに、文字情報を視覚化することが図解化です。」

 

「わかりました。ちょっと修正できるところに手を加えていってもいい

ですか?」

 

「はい。どうぞ。」

 

先生からアドバイスをもらいながらスライドを修正していった。

自分では気づかなかったが、確かにイメージを統一したり、図解にする

だけで視覚に訴えかけるものがガラリと変わることを実感した。

 

 

----- 15分後 -----

 

 

「先生、できました!」

 

「ふむふむ、ずいぶん変わりましたね。1スライドごとの文字も少なく

なって、数値はグラフになっていて分かりやすいですね。」

 

「ほっ。良かった~。」

 

「次はいよいよプレゼンテーション本番ですね」

 

「今日は練習なのであまり緊張せずに話せそうですが、大勢の人の前で

話をするのはとても苦手で…。自分がプレゼンをしている時にどんな印

象を与えているのかとても気になるところです。」

 

「そうですね。自分がどんな印象を与えているかというのは誰だって気

になるところだと思います。

コミュニケーションに当たって相手方に与える印象の度合いは、『話の

内容』、『話し方』、『ボディランゲージ』に分けるとそれぞれ何%く

らいずつだと思いますか?」

 

「え~っと。そうですね…。

話の内容が一番大きいかなあ…。あ、でも実際に目の前にいる相手だか

ら話し方やボディランゲージの方が大きいのかなあ?うーん。」

 

「実は、

 

ボディランゲージが55%

話し方が38%

話の内容が7%

 

の順なのです。」

 

「ええ~!本当ですか?」

 

「そうなのです。非言語のコミュニケーションを『ノンバーバルコミュ

ニケーション』と言うのですが、表情や身振り、手振りが一番相手に与

える印象が大きいのです。」

 

「へえ~。そんなものなのかなあ…。言語より非言語の方が伝わるなん

て…。」

 

「例えば、すごく疲れた顔で『大丈夫です、元気です。』と言っている

人がいたら?」

 

「それは元気じゃないですね。疲れてるのに無理してるなって伝わりま

す。なるほど!」

 

「これはメラビアンの法則として知られています。

数値の信憑性については議論もあるのですが、ボディランゲージが一番

大きいというのは実感ともあうのではないでしょうか?

プレゼンでもノンバーバルコミュニケーションを活用し、相手へ好印

象を与えたりすることができます。」

 

「具体的にはどのようなノンバーバルコミュニケーションがあるのでし

ょうか?」

 

「例えば…、落ち着いた態度。これだけでも聴いている人へ伝わります。

話し手が落ち着いた態度でいれば、聞き手も落ち着いて聞くことができ

ますよね。」

 

「そうですね。笑顔やアイコンタクトなども入りますか?」

 

「はい、もちろん。アイコンタクトは特に重要です。

なぜだか分かりますか?」

 

「目力(めぢから)で聞き手を眠らさないということですか?」

 

「それもあります。あとは、目から相手の状況を読み取って、相手にあわせ

た話をすることができるという事も大きいですね。先ほどプレゼンは資料が

全てではないと言いました。」

 

「なるほど、資料には最低限の事を書いておいて、後は相手の反応を見ながら

話を構成することが必要になるのですね。」

 

「もちろんこの事は、プレゼンに限りません。

コミュニケーション全般の中で取り入れていくと良いでしょう。」

 

「今までボディランゲージまで意識していませんでしたが、

これからは意識してみたいと思います。」

 

「メラビアンの法則によれば、ノンバーバルコミュニケーションも大切ですが、

話し方も大切でした。次はこの話し方とプレゼンの最後の質疑応答のコツについ

てお話ししましょう。」

 

「それはぜひ聞きたいです。質疑応答って一番苦手なんですよね。」

 

「では、その前にまずは西村さんにプレゼンをしてもらいましょうか。」

 

「はい。では先程作った資料を使ってプレゼンをさせていただきます。

タイトルは『WEBサイト更新システム導入のご提案』です。」

 

そう言って、いよいよプレゼンをスタートさせた。

先生に言われたノンバーバルコミュニケーションを意識して、ところど

ころで身振り手振りを入れたりしてみた。意識してやってみると、意外

とできることがわかった。

 

 

-続く-

 

■□────────

 

 次回予告 

 

────────■□

 

次回は、質疑応答のコツと、わかりやすい話し方について説明していき

ます。お楽しみに!

 

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第1話 「 コミュニケーションとは? 」

第2話 「 誰でも簡単 ロジカルシンキングの鉄則 」

第3話 「 論理ピラミッドとは?(前編) 」

第4話 「 論理ピラミッドとは?(後編) 」

第5話 「 文章作成のコツ 」

第6話 「 プレゼンテーションの重要性 」

第7話 「 プレゼンテーションの4段階法 」

★第8話 「 情報を視覚化することで得られる効果 」

第9話 「 質疑応答のコツとわかりやすい話し方 」

第10話 「 ソーシャルスタイル 」

 

 

 


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