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SE,PGのためのヒューマンスキル vol.13

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    SE,PGのためのヒューマンスキル vol.13

    コ┃ミ┃ュ┃ニ┃ケ┃ー┃シ┃ョ┃ン┃編┃
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           ■ 第3話 ■


    ∞〜∞【 2009年4月23日 (木) 発行 】∞〜∞

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〈コミュニケーション編 目次〉

第1話 「 コミュニケーションとは? 」

第2話 「 誰でも簡単 ロジカルシンキングの鉄則 」

★第3話 「 論理ピラミッドとは?(前編) 」

第4話 「 論理ピラミッドとは?(後編) 」

第5話 「 文章作成のコツ 」

第6話 「 プレゼンテーションの重要性 」

第7話 「 プレゼンテーションの4段階法 」

第8話 「 情報を視覚化することで得られる効果 」

第9話 「 質疑応答のコツとわかりやすい話し方 」

第10話 「 ソーシャルスタイル 」

 

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       ∞〜∞〜∞ 登場人物紹介 ∞〜∞〜∞

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 ●西村さん

 この物語の主人公。システム開発会社でプログラマをしている。


 ●先生

 人財投資コンサルタント。「スキル、やる気、行動特性」をキーワー
ドに主としてIT企業向けに組織開発コンサルティングと研修を行う
セイ・コンサルティング・グループ株式会社所属。

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第3話の今回は、「論理ピラミッド」について説明していきます。

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┃ ◆ 第3話 「 論理ピラミッドとは?(前編) 」 ◆

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〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜

主人公である西村さんは、入社2年目の春、会社でのコミュニケーショ
ンがうまくいかない事にで悩んでいた。偶然出会った先生に、コミュニ
ケーションは意識して身につけられる能力だということを聞く。具体的
な方法論を教えてくれるということで、興味をもって話を聞くことにし
た。まずは、論理的に内容を構成するための手法から教えてもらうこと
に…

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「論理ピラミッドって一体何のことですか?」

「これも、先程お話したP・PREP法のように【論理的に内容を構成するた
めの手法】の1つです。」

(※P・PREP法についてはバックナンバーでお読みいただけます。)

「先程から【論理】という言葉がたくさん出てきますが、なぜコミュニ
ケーションに【論理】が必要なのでしょうか?」

「ふむ、いい質問ですね。
答える前に、まず、【論理】と【理論】の違いはわかりますか?」

「えっ!【論理】と【理論】ですか…。
うーん…。
論理は、考え方、過程、話の組み立て方、というイメージで、
理論は、相対性理論などがあるように、もう既に誰かがはっきりと証明
していて、ゆるぎのないもの…というイメージです。」

「そうですね。
【論理】は英語で言うと、logic(ロジック)
【理論】は英語で言うと、theory(セオリー)です。

明確に定義された知識が【理論】で、それに至るまでのプロセスが【論
理】ですね。」

「論理的なプロセスを通って出てきたアウトプットが【理論】というわ
けですね。」

「その通り!
その論理的なプロセスをうまく説明できる手法を身につけると、
コミュニケーションがスムーズになります。

人に何かを伝えるって、とても難しいことですよね。思っていたことが
なかなか伝わらなかったり、上司への提案がなかなか通らなかった
り。」

「確かに、そう言われると納得です。」

「では、早速本題の『論理ピラミッド』について説明していきましょ
う。」

「はい、お願いします。」

「論理には3つの基本形があります。

1、演繹法
2、帰納法
3、弁証法

です。

【演繹法】は、一般的原理から個々の事象を導く方法です。代表的な手
法として、大前提・小前提・結論による三段論法があります。

-------(例)-----------------------------------------
大前提(一般的原理)「人間はみんな死ぬ」
小前提(事実、事例)「ソクラテスは人間である」
結論(個々の事象)「ソクラテスは死ぬ」
----------------------------------------------------

【帰納法】は、個々の事象から、事象間の本質的な因果関係を推論し、
結論を導く方法です。

-------(例)-----------------------------------------
個々の事象「ソクラテスは死んだ。プラトンも死んだ。」
因果関係:「人間だから死んだ」
結論:「人間はみんな死ぬ」
----------------------------------------------------

【弁証法】は、正(テーゼ)反(アンチテーゼ)があり、そこからより
全体的・包括的な見方、考え方へと昇華させていき、合(ジンテーゼ)
を生み出す方法です。

------(例)-----------------------------------------
自由主義というテーゼに対して、共産主義というアンチテーゼがあり、
それらを合わせ、昇華させていき資本主義(ジンテーゼ)という考え
方へ辿り着いた。
-----------------------------------------------------

この3つが論理の基本形になります。

次に論理ピラミッドの構造についてですが…、」

そう言うと先生は話すのを止めて、ホワイトボードに図を書き出した。

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   目的 → 結論
      /  |  \
   理由1  理由2  理由3
  / | \/ | \/ | \
具体例 具体例 具体例 具体例 具体例

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「これが論理のピラミッド構造です。
まず、目的は『何のために』ということであり、疑問形で表現します。
『理由』は、結論の根拠です。『具体例』は疑いようのない事実・デー
タ・エピソードです。『理由』や『具体例』は、切り口がMECE(ミッ
シー)であることが重要です。」

「ちょっと待ってください、今の、ミッシーって何ですか?」

「MECE(ミッシー)は聞いたことはないですか?」

「初めて聞きました。演繹法や帰納法は習ったことがありましたが、
みっしー?とは一体何なのでしょうか?」

「MECE(ミッシー)とは、

Mutually
Exclusive
Collectively
Exhaustive

の略です。直訳すれば「相互に排他的で、集合的に余すところがない」
ということです。つまり、「モレなく、ダブリなく、包括的に」という
意味になります。

包括的に説明することで、説得力が増します。

先程西村さんは、パソコンのスペックを徹底的に調べた表を見せてくれ
ましたよね?あのようにモレのないデータがあることは非常に相手に伝
わりやすいのですよ。」

「そうなんですね。意識していませんでしたが、MECE(ミッシー)な表
を作成していた様ですね…。まあ、せっかく作ったのに、最初の時点で
却下されてしまったので使えなかったのですが、先に先生の話を聴いて
おけば生かせました。もったいなかったですね。」

「そうですね。これから生かすチャンスはいくらでもありますから、大
丈夫ですよ。ではMECE(ミッシー)の説明の続きといきましょう。

MECE(ミッシー)にするコツは3つあります。

(1)要素 or 対象 or 手順で分ける
(2)オリジナルな切り口を考える
(3)フレームワークを活用する

フレームワークについては色々と具体的な例があります。

例えば…、システムのQCDというと何のことだかわかりますか?」

「うーん、CはCost(コスト)の「C」でしょうか?
QはQuority(クオリティ)、Dは…うーんと、思いつかないです。」

「QとCは正解ですよ。答えは
Q Quority(クオリティ) 品質
C Cost(コスト) 費用
D Delivery(デリバリー) 納期
です。」

「では戦略分析の3Cとは何でしょう?」

「ええ〜と…、Cがつくもの…??」

-続く-

■□────────

 次回予告 

────────■□

次回は、具体的な「フレームワーク」をご紹介します。
そして、西村さんの体験談を論理ピラミッドに展開していきます。
最後の質問「戦略分析の3Cとは何でしょう?」という問いかけ、ぜひ
皆さんも考えてみてくださいね!

第1話 「 コミュニケーションとは? 」

第2話 「 誰でも簡単 ロジカルシンキングの鉄則 」

★第3話 「 論理ピラミッドとは?(前編) 」

第4話 「 論理ピラミッドとは?(後編) 」

第5話 「 文章作成のコツ 」

第6話 「 プレゼンテーションの重要性 」

第7話 「 プレゼンテーションの4段階法 」

第8話 「 情報を視覚化することで得られる効果 」

第9話 「 質疑応答のコツとわかりやすい話し方 」

第10話 「 ソーシャルスタイル 」

 

 

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