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リーダーシップ

SE,PGのためのヒューマンスキル vol.1

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    ITプロフェッショナルのためのリーダーシップ
    メールマガジン【創刊号】

〜 2008年10月22日 (水) 発行 〜
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〈リーダーシップ編 目次〉

★第1話 「 3つのキーワードで理解するリーダーシップ 」

第2話 「 コーチングとティーチングの違いとは? 」

第3話 「 日常会話とコーチングの違い 」

第4話 「 村上さんの相談『10年後くらいに独立起業したい』 」

第5話 「 西村さん、現場でコーチングに初挑戦 」

第6話 「 トラブルをきかっけにコーチング 」

第7話 「 コーチングからファシリテーションへ 」

第8話 「 マネジメントとリーダーシップの違い 」

第9話 「 ビジョン構築 」

第10話 「 変革を実現する力 」


このメールマガジンでは、「ITプロフェッショナルのためのリーダーシ
ップ」をテーマに全10回に渡りお届けします。
物語形式で進んでいきますので、小説を読むような感覚で、リーダーシ
ップについて理解することができます。

創刊号である今回は、この物語の主人公である西村さんが先生に仕事の
ことを相談しに行くシーンから始まります。

第1回のテーマは、「3つのキーワードで理解するリーダーシップ」
です。

それでは、物語のはじまりです。

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● 第1話 「 3つのキーワードで理解するリーダーシップ 」
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社会人になって5年目を迎え、仕事も一通り自分でこなすことができる
ようになった西村さん。職場では、後輩達の指導役を任命され、リー
ダーをやることになった。しかし、後輩達とのコミュニケーションがう
まくいかず、仕事は増える一方。さらには上司からリーダーシップを発
揮するように求められる始末。
一体どうすればリーダーシップを発揮して、仕事を円滑に進められるの
か悩んでいた。

この悩みを知人に相談したところ、そのような悩みの相談にのってくれ
る人材育成のコンサルタントの先生を紹介してくれたため、さっそく相
談することに…


西村 「こんにちは。最近、後輩をまとめたり指導する立場になったの
ですが、どういう風に指導していけばいいかさっぱりわからな
い状態なんです。
自分はあまり積極的な性格ではないので、指示を出したりする
のも苦手で・・・。」

先生 「自分はリーダーに向いていないかもしれない、そう思うわけで
すね?」

西村 「はい。そうなんです。」

先生 「ズバリ言いますと、リーダーシップというのは誰でも身に付け
ることのできるスキルの1つです。
リーダーとはこうでなければならない!というものはないので
すよ。ですから、西村さんはリーダーに向いていないというわ
けではなく、リーダーシップを発揮する方法についてを知らな
いというだけなんです。」

西村 「え!?そうなんですか?」

先生 「例えば、リーダーと呼ばれる人には様々なタイプの人がいまよ
ね?歴史上の人物で例をあげると、信長、秀吉、家康の3人を
見てみてください。
皆リーダーですが、3者3様で全くタイプが違いますよね?」

西村 「確かに、そうですね。それぞれ性格が全く違います。」

先生 「一般的に、"リーダー"と言うと、みんなを引っ張っていくカリ
スマ性があったり、積極的で行動力がある人を想像しがちです。
しかし、実際は、どのようなタイプの人もリーダーシップを発
揮することができるのですよ。
ですから、西村さんも、自分の「強み」と「弱み」をきちんと
把握し、強みを伸ばし、その強みを軸とすることでリーダーシ
ップを発揮することができるようになります。」

西村 「自分の強みと弱みですか・・・。案外自分のことって自分では
よくわからないですよね。」

先生 「まずは自己分析が必要ですね。自己認知の能力を高めることか
ら始めると良いでしょう。自分の思っている自分と、他者の思
っている自分、この2つのズレが少ない方が、良いんです。ズ
レをなくしていくためには、まず自己開示が必要となります。
自己開示というのは自分の考え方や価値観、強みや弱みといっ
た自分に関することをオープンにすることです。
西村さんは、身近に尊敬するリーダーはいますか?」

西村 「はい、大学時代の恩師は今でも尊敬できるリーダーです。確か
に、自己開示は多かったですし、そのおかげで親近感が湧いて、
この人についていける!と感じた気がします。」

先生 「そうですよね。リーダーと呼ばれる人は、自分のことを隠すタ
イプの人は少ないですね。自己開示することによって西村さん
も言うように他者から親しまれるということもあるでしょう。
また、自分自身としても自信がわいてくるということもありま
す。」

西村 「なるほど。自分にはまずそれが足りなかった気がします。積極
的なほうではないので、自分から自分のことを話すことはほと
んどありませんでしたし・・・。でもそれでは周囲から見ても
リーダーと思ってもらえないですよね・・・。」

先生 「そうですね、まずは自分を開放していくところからスタートし
てみてはいかがでしょうか?」

先生 「ところで、リーダーシップの定義って何だと思いますか?」

西村 「うーん・・・、リーダーというからには積極的で行動的・・・
というイメージはありましたが、定義と言われると思いつかな
いです。」

先生 「リーダーシップは、3つのEで定義することができます。

1つ目は 「 Enabling 」 変革の具現化。
「今までと同じでいい」という場合はプロジェクトっていらな
いですよね?新しいシステムを立ち上げたいとか、現状の業務
のやり方を変えたいとか、今までと違う何か、を求めているか
らこそ「プロジェクト」が成り立ちます。今までと違う何か、
つまり、変革をもたらすのがリーダーの役目ですね。

2つ目は 「 Envisioning 」 鮮明なビジョンの提示。
新しいプロジェクトを進める時、何のために、どういう目的
で・・・ということを的確に示すことが必要ですよね?
皆がワクワクして一緒に目指すことのできるゴール、目標、夢
を提示することができる能力が、リーダーには求められます。

3つ目は 「 Empowering 」 他者の力を引き出す。
非常に変化の激しい時代ですから、ITの世界を一人で全部わか
ってるという人は少ないのではないでしょうか?ネットワーク
がわかってサーバがわかってハードがわかってソフトも・・・
全部分かってる人はいないと言っても良いと思います。だから
こそ、自分が持ってないものを他者から引き出す力が必要にな
ってきますね。
西村さんのように、技術の変化の激しいIT業界にいる方だと、
ここはとても重要なポイントになってくると思うのですが、い
かがですか?」

西村 「なるほど。そうですね、全てのことを自分ができなければなら
ないということはないのですよね。
普段の仕事もかなり分業化が進んでいて、技術に関しては実は
後輩の方が詳しかったりすることがあるんです。特に最近はど
んどん新しい技術が入ってくるので、全てを1人で理解するこ
とは無理だなあ、と感じていたところなのです。他者の力を引
き出す能力の必要性を感じます。」

先生 「他者の能力を引き出すための具体的な方法論として、
「コーチング」というものがあります。」

西村 「コーチング?聞いたことがあるような、ないような。」

先生 「コーチングとは・・・」

と先生がコーチングについて説明しようとしたその時、電話が鳴って話
が中断した。どうやら先生にコーチングを依頼したい人からの電話のようだ。

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 次回予告 
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コーチングはアドバイスや教えること(ティーチング)とは異なります。
次回のメルマガでは、コーチングとティーチングの違いについてを説明
しながら、コーチングとは何か、を理解できる内容をお届けします。
お楽しみに!

★第1話 「 3つのキーワードで理解するリーダーシップ 」

第2話 「 コーチングとティーチングの違いとは? 」

第3話 「 日常会話とコーチングの違い 」

第4話 「 村上さんの相談『10年後くらいに独立起業したい』 」

第5話 「 西村さん、現場でコーチングに初挑戦 」

第6話 「 トラブルをきかっけにコーチング 」

第7話 「 コーチングからファシリテーションへ 」

第8話 「 マネジメントとリーダーシップの違い 」

第9話 「 ビジョン構築 」

第10話 「 変革を実現する力 」

 


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