017-Javaの基本-mainメソッドの引数【新人エンジニアが最初に覚えたい100のJava文法】

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mainメソッドの引数について解説します。

ソースコード

public class MainMethodArgument {
	public static void main(String[] args) {
		if(args.length != 2){
			System.out.println("Please set two arguments.");
			System.exit(0);
		}
		int data1 = Integer.parseInt(args[0]);
		int data2 = Integer.parseInt(args[1]);
		System.out.println(data1 + data2);
	}
}


解説

mainメソッドの引数について解説します。

Javaプログラムをやる中で、public static void main〜と記述する部分はおまじないのようなもので、とりあえず書きましょうと習ったかもしれません。

これも立派な命令で、mainという命令と考えられます。

このメソッドの引数はコマンドライン引数と呼ばれます。

コマンドライン引数を利用すると、Javaプログラムを実行するときに値をプログラムに渡すことができ

値によってプログラムの挙動を変化させることができます。

引数にはString[]とついていますね。

文字列型の配列になっています。

コマンドライン引数は文字列型の配列に格納されます。

サンプルコードの中身をみましょう。

冒頭に、args.length!=2とあります。

lengthはおなじみですね。

そう、要素数です。

ここでは、コマンドライン引数の数になります。

System.exit(0)はプログラムを終了する命令です。

コマンドライン引数が2ではないならば、

2をセットしてください。というメッセージを表示してプログラムを終了します。

逆にコマンドライン引数が2であれば、次のコードを実行する形になります。

ここでは引数に入力された数字を足し算します。

文字列のままだと計算することができませんので、

Integer.parseInt()というメソッドを使って、文字列型からint型に変換します。

これはよく使う命令ですから覚えておくとよいでしょう。

実際のコマンドライン引数は、javaコマンド、クラス名、のあとに入力します。

実際にやってみましょう。コマンドライン引数が2ではない場合は、プログラムが終了します。

そうではない場合は、正しく計算結果が表示されます。

なお、Eclipseのような統合開発環境の場合は、実行構成の中にコマンドライン引数を設定する場所があります。

Mainメソッドをうまく使って、いろいろなデータをプログラムで渡せれるようにしましょう。

以上、mainメソッドの引数について解説しました。

このサンプルコードをJavaタッチタイプゲームとして遊ぶことができます。